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数学できない方の数学科のブログ、一応デザイナー…なのか…?

最近話題になっているMS(P)ゴシックについて少し書く。

参考

デザイナーはなぜMS Pゴシックを使わないのか? - エディトリアルデザイナーに聞いてみた | マイナビニュース

MSゴシックはダサい、と言う気にはなれん - HatenaDiary id:Narr

記事だけでなく、ブコメも参照されたい

 

MS(P)ゴシックがダサいだの、ダサくないだの、いろいろ議論があっているようですが、そもそも「ダサい」という価値観で図ることが非常にダサいと思っているので、そのうちちゃんと書きますが、ここで少し書きます。
フォントは、「文字の声色」と思うほうが良くて、声優さんと思うほうが良いです。どんな人の声でも、それに合う「シーン」があって、ダサい、ダサくないの価値観で言うなら、「シーンに合っていない声色を使う」ことがダサいわけで、その声色自体はダサいとは言えません。
具体的に言うと、アナウンサーの声は、そのままプリキュアに起用することはできないと思います。ただ、逆にプリキュアの声優さんをニュースに起用するのはおかしいです。同じように、MS(P)ゴシックを喫茶店のポスターに使うことはあまり好ましくないですし、モリサワ タカハンド(各自調べてどうぞ)を事務文書に使うことは好ましくありません。ということです。
声優の場合、なぜ好ましくないのかということを考えると、「声の高さ」「抑揚の強弱」「声のかすれ具合」など、様々な観点があるように、文字にも「字面率」「コントラスト」「ふところ」などなどの観点がちゃんとあります。重要なのは、最初にも書いたとおり、それらをどのシーンに使うかということのように思います。
MS(P)ゴシックがダサいなどなどの意見が出てくるのは、確かに字形(声色)としては、非常に地味な部類ではありますし、文字ごとに太さやセリフの規則がバラバラな箇所、造形として不十分なものも少しあります。後者は要改善ですが、前者をダサいとしてマイナスの表現をするのはちょっと違うというのと、「ダサい使われ方」とセットにされた印象もあるのではないでしょうか。