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日常のメモをしている

ニコニコ静画にコメントを流すのがぎこちなくなる理由とか。

タイトルは相変わらずいい加減です。

 

最近、HTML5になって、より効果的にvideo要素が使えるようになった。

最近、多くのビジュアルで注目されているサイトは、動画を使っており、動画によって、静止画では表現できない状況の把握というか、次元の高い印象を与えることが出来るようだ。

僕はこの動きに、ずっと引っかかるところがあった。

最近、それの解決の糸口が見えてきたような気がするので、書いてみることにする。

 

ユーザー各々のペースに合っている」という視点で考える。*1

すごく低次元の話であるが、文章や画像はそういう視点で見ると、ユーザー各々のペースに合っているメディアと言える。

では、ムービーはどうだろうか?ムービーは、人々によって、見るペースは一律である。1秒は皆にとって同じ1秒である。(倍速再生とかは除く)

ムービーの一番他とのメディアとの違うところは、ユーザーの時間を一律にするところであると思う。どうも、自分はココに引っかかりがあったようだ。

繰り返すと、文章や画像は「時間が伴わない」メディアであるのに対して、ムービーは時間という次元が入っているのが非常に大きな違いだ。

 

ここで、ニコニコ動画を見てみると、この時間という次元があるためにユーザーの時間間隔を固定し、固定化することで、コメントによる「ライブ現象」を巻き起こしていると考えることも出来る。ここでのコメントは、参照性はあまり持たず、感情の共有の材料(という言い方が正しいとはわからない。数学と思えば、集団の感情という集合を考えた時の元がコメントという言い方のほうが言いやすい)となる。コメントを動画の上に流す意味があるのは、これが由来と考えても良いかも知れない。

こう考えると、ニコニコ静画はこの時間の固定化が出来ないメディアであるために、ライブ性は薄く、ライブ性が薄いということは、コメントはより個々なものになり、流すものから読むものになっていく(少なくとも完全に読むものではなくとも、個々になっていることは確かである)僕は、これによって、ニコニコ静画にコメントを流すというのはぎこちないと感じているのだろうと考えた。

ちなみに、体系的にメディアを見てみるために、次のような図表を作ってみた。

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こうしてみると、音声音楽によってもライブ性を作ることが出来る。ゲーム実況や歌ってみたがニコニコ動画で流行りやすいのは、これが原因だと思われる。一方、「ライブ性」というところだけ切り取って、青に属するようなコンテンツでもライブ性をもって面白いものは、ニコニコ動画というサービスと非常に親和性が高いと考えることが出来そうだ。(いつかきちんと裏取りをしてみたいものだ。)

 

改めてWebでムービーを装飾効果として使うUX(どうユーザーが体感するか)について考えてみる。ムービーは、動画に比べて次元が高いので、写真より情報量を効果的に多く伝えることが出来る。ただ、ムービーにはユーザーの時間を固定する効果があるということも非常に大きな役割の一つだと思う。

これによって、何が出来るか、というと、例をあげよう。

動かないWebの文章は読み飛ばす可能性がある。どれだけ良いコピーを装飾効果をもって配置しても、読者は興味がなければ、読み飛ばすことが出来る。

一方で、ムービーは時間を固定化する、言ってしまえばインターネット特有の「自由な時間で見れる」という時間次元を止めるという、ある種の利便性を逆行させる効果がある。そこで、例えば、文章をきちんとユーザーに読ませることが出来たり、記事に目を通させることが出来る…かもしれない。(文章との融合)
僕は、ハリー・ポッターに出てきた、中の写真が動く新聞はとても魅力的なメディアであると思える。(これは今までの論旨とは関係ない、ただの好み。)インターネットの新聞の写真が動画になって、動いて、更には新聞のレイアウトとは異なる、動画に適したレイアウトにすれば、かなり記事を読ませることが出来るであろう。このへんはどうでもいいが。


ネットに新聞記事を「コピペ」しただけの媒体は、もう遅いように感じる。インターネットによってどこでもいつでも見れるようになっただけのものになりつつある。(インターネットは平凡化してきたということ。)

すごい締めが変だ。

 

論理性がありそうで、ミクロではある場所があるんだけど、マクロだとめちゃくちゃなので、もっとそのうちまとめたいが、すごく眠いのと酒が入ってるので、もうめちゃくちゃになってしまった。申し訳ない。いつもバラバラに考える癖が抜けないので…。

 

ここでもっと多次元に考えるべき箇所が沢山有るので、これからも広げていきたい。

 

*1:これ以外にもいろ〜んな要因を考えたんですが、論理が複雑になりすぎたので、これに限定する。